日本の金管楽器界のトッププレーヤーが
集結したアンサンブルグループ、
ARK BRASS(アーク・ブラス)。
ご存じでしょうか?とてもすごい方々の集まりなのです!!
今回は、ARK BRASSの魅力や、メンバーのシステムについて迫ります!
ARK BRASSも、12月27日(月)の19時から配信されるそうです!
ぜひ、お見逃しなく!!辻井伸行 × 三浦文彰<サントリーホールARKクラシックス> 無料オンライン配信 https://t.co/HZrEidrZfB
— バンドジャーナル編集部 (@band_journal) December 20, 2021
楽しみです!
ARK BRASS(アーク・ブラス)とは?
公式ホームページによると…
ARK BRASSの全ての始まりは、ある音楽祭での企画だったようです!
サントリーホールを舞台にした都市型音楽祭《サントリーホール ARKクラシックス》のレジデント・ブラス・アンサンブルとして2021年に結成。
されたそうです。
サントリーホールでのARKクラシックスといえば、
ピアニストの辻井伸行さんと、ヴァイオリニストの三浦文彰さんが
アーティスティック・リーダーを毎年されているコンサートですね!
辻井伸行さんについてはこちら
![](https://largomusica.com/wp-content/uploads/2021/06/E1643F24-EEAE-43C9-9B83-0E77E358D75A-160x90.png)
三浦文彰さんについてはこちら
![](https://largomusica.com/wp-content/uploads/2021/12/Simple-Work-Blog-Banner-25-160x90.png)
そこで、結成されたARK BRASSにはコンセプトがあるようで…
70年代を中心に世界中のブラス・ファンを虜にした伝説の金管アンサンブル
〈フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(PJBE)〉の偉業を継承し、
21世紀のブラス・アンサンブル界をリードしていく存在を目指して、
トップ・プレイヤーたちが集結したドリーム・アンサンブル。
PJBEといえば、金管楽器奏者であれば
誰もが知っているであろう伝説のチームなのです!
もう本当にすごいんですよ!!
そんな伝説のチームの方々は
なんと日本には5回も来ているんです!
そんな5回も来日してくださったPJBEの産んだ名曲たちは、
今でもアンサンブルコンクールなどで
中高生からアマチュアの団体でも演奏され、親しまれています。
なので、あー、この曲きいたことがある~。
という曲もたくさんあると思います!!
しかし、1986年に惜しまれつつも解散…。
ひとつのコンサートの中でも曲によって、
時には5重奏、時には10重奏というように5人や10人と人数を変える
というのがPJBE独自のスタイルでしたが、
現在では、PJBEのスタイルを
継承するチームは減ってしまいました。
なんだか悲しいですね。。
では、そんなPJBEの意志を継承したARK BRASSは、
どんなスタイルで演奏しているのでしょうか???
ARK BRASSのメンバー制度は?コアメンバー・アソシエイトプレイヤーとは?
ARK BRASSには、
コアメンバーとアソシエイトプレイヤーという制度があるそうです。
コアメンバーとアソシエイトプレイヤーってなんでしょうか?
佐藤友紀、福川伸陽、青木昂、次田心平の4名がコアメンバーとして名を連ね、
作品ごとに他のメンバーを加えて
金管五重奏または金管十重奏の編成を中心に演奏するスタイルをPJBEから受け継ぐ。
先ほど紹介した
時には5重奏、時には10重奏というように5人や10人と人数を変える
というのがPJBE独自のスタイルという
PJBEの制度を取り入れているそうです!
先人へのリスペクトを感じますね!
なので、コア=中心メンバーはこの4名の方々で
それ以外に仲間や同僚=アソシエイトプレイヤーの方々と
ともに音楽を作っていく!
という伝説のチーム編成を現在に取り入れた
とても素晴らしいチームです。
そしてコアメンバー以外の助っ人が、アソシエイトプレイヤー。
◆アソシエイトプレイヤー
トランペット:伊藤駿/尹千浩/長谷川智之/川田修一/安藤友樹/重井吉彦
トロンボーン:鳥塚心輔/髙瀨新太郎/越智大輔/藤井良太/葛西修平/笠野望
東京都交響楽団、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などなど、
こちらも日本を代表するトップ奏者が名を連ねています…!
お一人お一人が素晴らしくて、
どなたも個別にご紹介したい感じです!!
本当に豪華で素晴らしいのです。
何から何まで豪華すぎるARK BRASSですが、
今回は注目のコアメンバーの経歴を見ていきましょう!
ARK BRASSのトランペット 佐藤友紀さん!
佐藤友紀(さとう とものり)さん
本日、本格オープン!🎊
僕や素晴らしい仲間たちのCDを扱ったネットショップをオープンしました🎉
本日から1ヶ月間のオープニングセールで全品10%OFFで、更に12月25日まではクリスマスクーポンを併用すると、なんと全品最大25%OFFです‼️ https://t.co/saBHU5ZnYt pic.twitter.com/eMmp4FTJ1h— 佐藤友紀 (@Trptomonori) December 20, 2021
CDも発売されています!ジブリ、癒されそうですね~!
佐藤友紀さんのスーパーサウンドも楽しみです。
ちなみに、佐藤友紀さんのコンサートのチケットは
すぐに完売するくらいの人気な方。
それがCDで聴けるのは嬉しいです。
そんな佐藤友紀さんの経歴は?
10月30日生まれ 鎌倉市出身。東京藝術大学音楽学部卒業。
第16回日本管打楽器コンクール第1位、
第6回フィリップ・ジョーンズ国際コンクールトランペット部門第3位、
など国内外の様々なコンクールに入賞している。現在、東京交響楽団首席トランペット奏者、
シエナ・ウインド・オーケストラ客員契約団員。
ご両親が音楽が好きで、5歳の頃は
ピアノを習われていたそう!
ですが、、続かなかったらしいです。
ピアノ大変ですよね。
そして、小学生時代はサッカーをしてたスポーツ少年だったそうですが、
高学年の時にトランペットとの出会いがあり
今につながるそうです。
出会いってすごいですね~!
そして、経歴にオーケストラに2つ入団と簡単に書いていますが、
実はこちらはとてつもなく難しいことです。
なぜなら、まず空きがあることが必要で、
空きがあっても、音大で楽器を学んでいる方はたくさんいるし、
管楽器は少ないようなので、
一度で100名近くの方がオーディションを受けるそうです!
その倍率を突破して、
そのあとの試用期間なども終え、団員になる。。
となるとこの経歴がすごいことが分かりますね~。
ちなみに、コンクールで入賞するとスカウトなどもあるようです。
が、どちらにしても、大変。。
と考えると、とんでもない経歴の持ち主ですね…!
シエナ・ウィンド・オーケストラといえば、
以前紹介した佐渡裕さんの率いる吹奏楽団。
佐渡裕さんについてはこちら
![](https://largomusica.com/wp-content/uploads/2021/11/東京事変と-5-160x90.png)
ちなみに、シエナ・ウィンド・オーケストラは大学生で入団
されています。
大学生の時から、オーケストラで活躍。。。
すごすぎますね!
クラシックをもっと身近に感じてもらいたい。それが僕らの使命だと思っている
とインタビューで語られていた
佐藤友紀さん。
これからも楽しみですね!
ARK BRASSのホルン 福川伸陽さん!
福川伸陽(ふくかわのぶあき)さん
ハンガリー第4番、トロンボーン奏者???😳@Rhapsodyinhorn pic.twitter.com/jTlWabhn9f
— 愛知室内オーケストラ (@ac_orchestra) December 9, 2021
こちら、愛知県で行われた 鈴木優人×福川伸陽 特別演奏会でのアンコールでの一幕。
福川伸陽さんはホルン奏者さんなのですが、
指揮の鈴木優人さんが、『あえて』トロンボーン奏者として紹介して
ホルンで大丈夫?というオチ?まで話をされていました!
鈴木優人さんのお話が面白いですし、お2人の仲の良さも分かりますし、
なにより会場も
盛り上がっていましたね~!
クラシックのオーケストラのコンサートって
途中途中、面白いことをしてくれることも
多いのですが、それがおもしろいのです!
さて、Twitterをみても面白い
福川伸陽さんはどのようなかたでしょうか?
1981年生まれ
2003年より日本フィル首席奏者として活躍。
2008年には日本音楽コンクールホルン部門第1位を獲得。
世界的に活躍している音楽家の一人。
NHK 交響楽団首席奏者としてオーケストラ界にも貢献した。
ホルン奏者としては珍しく、ソリストとしての活動が多い福川伸陽さん。
NHK交響楽団では首席奏者として、2021年3月まで活躍され
現在は、特別契約首席奏者としてN響に在籍されています。
リサイタルや協奏曲、室内楽、古楽器などの演奏など
より自由な活動を現在されているそうです!
福川伸陽さんはホルンの新たな可能性に挑戦されており、
YouTubeにはクイーンの『ボヘミアン・ラプソディ』を挙げています!
柔らかいサウンドにも関わらず、カッコイイ演奏ですね!
ほれぼれする音です。
ARK BRASSのトロンボーン 青木昂さん!
青木 昂(あおき こう)さん
今年から始めた社内サークル、メンバーから学べることがたくさんありとても楽しいです!来年もいくつか予定がございますので今後ともぜひチェックしてみてください! https://t.co/hTIYCBx5Ff
— 青木 昂 (@tbkohkoh) December 22, 2021
桒田 晃さん、葛西 修平さん、篠崎 卓美さんと
読売日本交響楽団トロンボーンセクションを組まれています!
それを社内サークルと呼ばれるのが
なんだかおもしろいと感じます。
癒される音で聴いていて心地よいですね~。
そんな青木昂さんの経歴は
2014年に国立音楽大学を卒業。
在学中の13年に東京都交響楽団に入団。
18年まで1番、2番トロンボーン奏者を務める。
2019年に読売日本交響楽団首席トロンボーン奏者として移籍。
青木昂さんも佐藤友紀さんと同じく、在学中に入団…!
こうやって、在学中に入団していた方が
そろうと、在学中にオーケストラに入る方が多いのでは?
と思われがちですが、
どうやら、何十年に一人なほど稀なこと
だそうです。
何十年に一人が二人もそろう、ARK BRASSってすごい方々が揃われていますね!
ちなみに、コアメンバーの中で青木昂さんは
一番お若い方です。
そんなコアメンバーの中では1番若い青木昂さんのことを、
佐藤友紀さんはこう語ります。
ダントツに年齢が若いのに、物怖じせず対等に楽器で自分の音楽を語ってくれる人
巨匠からも認められる腕前と音楽力。
素晴らしいですね!
ARK BRASSのテューバ 次田心平さん!
次田心平(つぎた しんぺい)さん
今日は東京音大の卒業試験!みんなよく頑張った💪のぶと靴かぶり pic.twitter.com/TcWIlq5fCD
— 次田 心平@チューバ (@ShimpeiTuba) December 15, 2021
お二方とも東京音大の先生!
ちなみに、佐藤友紀さんは洗足音大の先生で、青木昂さんは国立音大の先生
という、皆さま、教えられている方ばかりです!
そんな次田心平さんはこんな方です。
読売日本交響楽団チューバ奏者。京都府生まれ。
京都市立音楽高校(現・京都市立京都堀川音楽高校)を経て
京都市立芸術大学を首席で卒業。第24回管打楽器コンクール第1位。
次田心平さんは、青木昂さんと同じく読売日本交響楽団の奏者です。
お父さんが趣味でピアノをされていたそうで
お兄さんたちが吹奏楽部に入られていたから
次田心平さんも吹奏楽部に入られたそうです。
ちなみになぜチューバを吹かれているかというと、
ジャンケンで負けたからだそうです。
なんだか意外な感じですね!
ホルンの福川伸陽さんは、
昔からの悪友です(笑)。
テューバで歌えるプレイヤーはなかなかいない
と大絶賛しています!
Twitterでみても、仲がよいお2人ですが、
本当に仲のよさがわかりますね!
こんなスーパープレイヤーだけで構成されたARK BRASS。
これめちゃがんばったやつっ!聴いてね^ ^ https://t.co/5hQX5RszU6
— 次田 心平@チューバ (@ShimpeiTuba) December 1, 2021
めっちゃがんばったやつっ!と
見てしまうと
終わってしまいましたが、見たくなりますよね!
そんなARK BRASS。
最近、テレビに出られたり、コンサートをされたり
CDを出されたりと
色々と活躍中の方々です。
これからが楽しみです!
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