「傷だらけのピアノソナタ」という漫画はご存知ですか?2020年の秋から連載されている漫画です。
最近、高校生の女の子や男の子がピアノを弾いたり、バイオリンを弾いたりとする漫画が多くて、とても嬉しいです。自分の中高生を思い出しますね!
そんな傷だらけのピアノソナタは、さてどんな漫画なのでしょうか?そして、登場人物について書いてみたいと思います。
ジャンプ+にて拙作『傷だらけのピアノソナタ』の連載が始まりました。
ピアノで彩る青春人間ドラマ!
音楽の知識が無くても楽しんで頂けます。
是非ぜひ、よろしくお願い致します!https://t.co/c1U0GLfexB pic.twitter.com/kEkiOeIw4D— 齋藤勁吾/ジャンプ+『傷ピア』 (@saitou1218) October 26, 2020
「傷だらけのピアノソナタ」とはどんな漫画?簡単な登場人物とあらすじを紹介。
傷だらけのピアノソナタという漫画が、ジャンプ+で2020年10月より連載が始まっています。略して「傷ピア」。
作者は、プロデビューを応援するプロジェクトの「トキワ荘プロジェクト」のOBでもある齋藤勁吾さん。
一話完結か?!と思われるような、熱い1話目を披露した漫画で、えっ?これ続くの?とネットで少しザワザワした漫画です。そんな、傷だらけのピアノソナタは2021年1月現在、じわじわと人気が上がってきている漫画です。
簡単にどのような漫画かと言うと、〈音楽は人を救う一瞬がある〉で始まる音楽系の漫画です。そして、楽器は題名にもなっているピアノ!
複雑な家庭環境で育ち、包帯で傷を隠し、言葉を話せないのに、ピアノが好きで暇があれば、ピアノの前に座ってただぼーっとしている、『音楽室の幽霊』と呼ばれている女子高生。そして、全教科満点をとり、バトミントンでは全国大会ベスト8までいった女子高生の二人のお話です。
と、書くとあれ?ピアノは?となりますが、これがスタート。その後、二人はピアノで励まされ、勇気をもらい前を向いて歩きだすお話です。
これからが楽しみな漫画ですね。
2021年1月19日現在は、ジャンプ+で無料で全話読めますので、ぜひ見てください!
「傷だらけのピアノソナタ」の漫画、重要な登場人物はだれ?
ではここで、傷だらけのピアノソナタの漫画で、重要なこの二人の女子高生について、ご紹介します。
月鍔 ルナ (つきつば るな)
全教科満点で学年トップの頭の良さと人気者。小さい頃から続けているバトミントンは全国大会ベスト8の腕前をもつ。人が見ていないところで努力をし続けている女の子。競争に勝つことが大事で、負け犬に世間は冷たいと思っている。
父がキーボードの奏者で、挫折して離婚した経験を持ち、現在、高校生にして一人暮らし。
性格は勝ち気で強い。音楽室にこもっているヒナコに声を書けて仲良くなった。その後、落ち込んでいる時に、ヒナコにピアノで励まされ、ピアノを習うことを決意。
それから、ピアノで本気になるために、ベスト8のバドミントンを辞め、ピアノ一筋で頑張り始める。
日菜野 ヒナコ(ひなの ひなこ)
体中にある傷跡を隠すために包帯を巻、『失語症』で話せない女子校生。
ピアノが好きで、音楽室のピアノの前にただ、ぼーっと座っている通称『音楽室の幽霊』
親に虐待を受けて、入院していた時にピアニストの『日菜野陽一』と出会い、日菜野陽一に育てられている。ピアノも学ぶ。
本当はピアノが弾けるけど、人前では理由があり弾けない。将来、ピアニストになり、養護施設でボランティアとしてピアノを弾くことが夢。
いじめられてることも気にならず?おっとりした女の子。変わりたいとチャレンジし始める。
という正反対の性格の持ち主の二人の女子高生のお話です。とにかく、二人共、優しい。お互いがお互いを思いやる気持ちに溢れた漫画です。
「傷だらけのピアノソナタ」漫画の中で重要な登場人物の二人に影響を及ぼしているのは誰?
さて、そんな二人の他にも、この傷だらけのピアノソナタの漫画には、キャラが立つ人たちが、登場します。
日菜野 洋一 (ひなの よういち)
大豪邸にすむ元ピアニストで、現在は作曲家。病院でヒナコの過去をしり、見過ごせずにひきとり、ヒナコを溺愛している。
ピアノを弾けなかったヒナコにピアノを教え、ピアノを初めたルナを、自分の豪邸に住まわせ、自分のピアノと楽譜を与える。
元は、若き天才ピアニスト。大指揮者に認められ、女王陛下に騎士の称号を授かり、世界中のホールを沸かせたみんなの憧れのスター。ピアノを弾くより、ヒナコのそばにいるためにピアニストを辞めた?
亞夢馬カノン(あくらま かのん)
ピアノの女帝と言われるクラシック界のスター。
16歳でチャイコフスキー国際コンクールで優勝。完璧で繊細で非の打ち所がないピアノを弾く女性。
小3の頃、手が小さく、他の娘が弾けている曲が弾けなかったので、カッターで自分の指を切り傷を持っている。
憧れていた日菜野洋一がピアニストを辞めたことが悔しくて仕方がない?
綾辻(あやつじ)
バトミントンの天才であり、ルナの後輩。最近、初めたばかりなのに、ルナに勝った。そして、ルナがバトミントンをやめるきっかけを作った娘。
こうやって書くと、結構、苗字に特徴がありますね!
「傷だらけのピアノソナタ」の漫画の名言と、登場人物たちが弾いていた曲はなんていう曲?
さて、最後に漫画といえば!!名言です。この傷だらけのピアノソナタの漫画にももちろん名言があります。ピアノに関しての名言なので、ピアノが大好きな私にはとてもワクワクする漫画です。
名言があるから漫画を読む。これが、醍醐味ですよね〜。
そんな『傷だらけのピアノソナタ』より。少しだけ、私にとっての名言を。
あの時のあのピアノの旋律が“キズ”なんて全部どうても良くなる位キレイで・・・ピアノが私を救ってくれたの。だから私も私のピアノで人を救いたい!
ヒナコの名言ですね。過去の虐待で心が傷ついても救われる。そんな言葉が良かったです。
そうか。言葉を持たないコイツにとって これが“言葉”なんだ。だから、きっとこんなにキレイで心に響くんだ。
ヒナコのピアノを受け取ったルナの言葉。通じ合ってますね〜!!
大失敗なんて皆するでしょ?だれだってさ。だからいつもヒナが言ってるホド、私は強くないし、ヒナが思ってるホドーあんたは弱くないよ。ヒナ。
コンクールで失敗した過去を伝えたヒナに対してのルナの言葉。二人は本当に優しさでいっぱいですね!
そして、さすがの元ピアニストの日菜野洋一の言葉がこの二つ!
誇らしい仕事だよ。たった一曲のクリスマスキャロルが戦争を一晩止めた事もある。音楽には力がある。目には見えないが大ーきな力が・・・あるんだよね。
音楽ってなんですか?とルナの質問に対して
音楽なんて生きるのに必要ないんだ。でもね。すべてが順風満帆な人間なんてそういないさ。誰しも『傷』を負って生きてるんだ。僕は音楽がそういう人々の救いになればいいと思ってる。
ピアノが上手くて、こんな言葉を伝えられる彼は本当にすごいです。これからがとても楽しみな漫画ですね。
さて、最後に漫画に出てきた楽曲です。知ってる曲はありますか?
- ベートヴェン ピアノソナタ 第23番 『熱情』
- リスト ラ・カンパネラ(漫画にはカンパネルラと書いてありますが、鐘?という感想と、ピアノ曲なので、リストだと仮定します。)
- モーツァルト ピアノソナタ第15番 ハ長調K.545 第一楽章
- ベートーヴェン ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 『月光』
やはりピアノソナタが主ですね!ピアノソナタってたくさんの良い曲があるので、今後も楽しみです!
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