音階って聞くと、ちょっとあれ?と思うけど、『ドレミファソラシド』と聞くと馴染みがありますよね。
でもたまに、『いろはにほへと』がかいてあったり、他にもアルファベットの『CDEFGABC』もある。
そんな音階は数学者の『ピタゴラス』が作ったものらしいです。
音楽と数学って通じてるんですね。
今回はそんな音階について書いてみたいと思います。
余談ですが、ピタゴラスで検索したら、このピタゴラスイッチがすごかった!
『いろはにほへと』の音階。『ドレミファソラシド』と何が違うの?
音階の読み方ってたくさんあり、分かりにくいですよね。
ハニホヘトイロハくらいは聴いたことがあるけど。。。ドレミの方がみんな使うし、よく知ってる。
両方日本語でしょ?と私は思っていました。
まず、いつも聞く『ドレミファソラシド』。
これは、イタリア語です。
有名なのはサウンド・オブ・ミュージックの『ドレミの歌』です。
個人的に「ドーはドーナツのド〜」と一番に覚えた記憶があります。
Do Re Mi Fa Sol Ra Si Do
ど れ み ふぁ そ ら し ど
となります。ローマ字読みですね!
そして、『はにほへといろは』です。
こちらもドレミほどではないけれど、よく耳にする言葉のような気がします。これは、日本語ですね。
ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ
日本語はよく使います。
音を読むときは、ドレミで読み、和音を言うときはハ二ホを使う感じで、ちょっとバラバラ感はあるような気がします。
「いろはにほへと」「ドレミファソラシド」の他に音楽では、何語が使われるの?
あと、よく聞くのが二つ有りますね。英語とドイツ語です。
英語は今も外国語として学ぶので身近な存在ですが、なぜドイツ語なのでしょうか?
その理由は、明治維新後にクラシック音楽を日本で教えてくれた方がドイツの方だったからみたいですね。
日本が国つくりのために、ドイツを真似したことの中に音楽もあったと言われています。
あと、オーケストラとかでは、色々な楽器があり、楽器のより『ド』の音が違うため、ドイツ語で統一されているようです。
さて、まず英語です。昔コナンの映画でも使われた『CDEFGABC』
わかりやすくアルファベット読みになります。
C D E F G A B C
シー ディー イー エフ ジー エー ビー シー
そして、もう一つ、
『CDEFGAHC』。B→Hになっているのが、ドイツ語です。
C D E F G A H C
ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー ツェー
英語はジャズやロックなどでよく見る感じです。
ドイツ語はクラシックでよく使う感じです。
たまに今も混乱します。微妙な読み方の違いは難しいですね。
ちなみに英語でBは、ドイツ語でHですが、ドイツ語もBを使う時があり、それは『ベー』と読みます。本当に混乱しますね〜。
「いろはにほへと」はなぜハニホヘトイロハなの?英語もアルファベットのCから始まるのはなぜ?
ここで、ちょっと振り返ってみます。
英語の方が分かりやすいのかもしれませんが、アルファベットは普通「A」から始まりますよね。
日本語も「いろはにほへと ちりぬるを」で覚えませんでしたか?
そこから7つとるなら、「いろはにほへと」ですよね。それはなぜでしょうか?
いくつか諸説があるみたいですが、
・男性の一番低い音が『ソ』で、これを基本として、その次の音からABCをつけたから。
・オーケストラや吹奏楽では、A(聞こえる音で言うとラの音ですね)が、440ヘルツなので、その音で、音を合わせるから。
なので、標準音としてAがラになった説。
・昔はラシドレミファソラが一般的だったから。
などですね。男性の1番低い音がソとどうやって決めたのかが個人的に気になるところです。
ではなぜ今はCから始まるの?
・『真ん中だから』
・暗い音階の『ラシドレミファソラ』から、明るい音階の『ドレミファソラシド』に変わったから。
音楽の長い歴史の中で色々と変化してきたようです。
もしかしたら、また今後の歴史の中で音階は変わるのかもしれませんね。
いろはにほへと、に♯(シャープ)や♭(フラット)がつく場合、どのように言うの?そして、ドレミやCDEは?
さて、最後に黒い鍵盤についてです。
今まで白い鍵盤の音のみ書いてきましたが、
他にも黒い鍵盤を使う♯(シャープ)や♭(フラット)があります。それはどのように読むのでしょうか?
まず、簡単なものからです。
イタリア語のドレミは読み方があまり変わりません。
本場のイタリアでは
「♯(シャープ)はディエシス」
「♭(フラット)ベモーレ」
をつけるみたいです。(ド・ディエシスのように後につけます。)
日本では『ドの♯(シャープ)』『レの♭(フラット)』と言います。
ドのシャープ レのシャープ ミのシャープ・・・
ドのフラット レのフラット ミのフラット・・・
イタリア語って分かりやすいですね!そのままです。
英語も簡単です。♯はシャープ。♭はフラット。とそのまま読みます。
Cについたらシー・シャープです。Cについたら、シー・フラット。
C♯ D♯ E♯ F♯ G♯ A♯ B♯ C♯
C♭ D♭ E♭ F♭ G♭ A♭ B♭ C♭
これは、ジャズとかでは見るイメージですね。こちらそのままです!
ちょっと混乱してくるのが、ドイツ語。
♯(シャープ)は「is(ィス)」をつけます。
書くのは簡単です。Cisと後につけるだけ。
Cis Dis Ais Fis Gis Ais His Cis
チス ディス エイス フィス ギス アイス ヒス チス
ちょっと、ん?となります。
ただ、シャープはあまり使わないイメージです。ドイツ語の♭(フラット)だと「es(エス)」が付きます。
これがこのまま、全部つけば良いのですが、『読みにくい』という理由で、
3番目の音のミの音、E(エー)と6番目の音のラの音はA(アー)は『s』だけをつけます。そして、シの♭はB(べー)です。
私は未だこれで迷います。
Ces Des Es Fes Ges As B Ces
ツェス デス エス フェス ゲス アス べー ツェス
ちょっと?難しいですね。
けれど、これを覚えると楽だと聴きます。
使いこなせるとかっこいい!というイメージがあるのがドイツ語です。(オーケストラや吹奏楽をするとか、クラシックを長くしているなどの、専門的じゃなければ、そこまで聞かないと思います。)
最後は日本語。日本語は、漢字が一つ付きます。
♯(シャープ)なら嬰(エイ)フラットなら変(ヘン)シャープに関しては、あまり見慣れない文字ですが、風流な感じがして好きです。
嬰ハ 嬰二 嬰ホ 嬰へ 嬰ト 嬰イ 嬰ロ 嬰ハ
変ハ 変二 変ホ 変へ 変ト 変イ 変ロ 変ハ
たくさんありましたが、普段使うのは
「ドのシャープ」「レのフラット」とかです。
ドイツ語使えたらクラシックのプロっぽいですね!使ってみるとちょっとテンションあがります。
ちなみに日本語は「嬰」が書けたり、書いてあると、ちょっと「おっ!」と思います。あまり見ないからかもしれません。
あと、英語と日本語に関しては、どちらかというと、一音より、長調や短調で表したり、コードネームというもので英語だと見ることが多いと思います。
そして使ったり、覚えたりするのは、ドのシャープ、レのフラットでオッケーです!!
知識として知っておくだけで大丈夫です。まずは音楽をたのしみましょう!
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