本当にちょっとしたことで迷うことはありませんか?
発表会や普段のレッスン時のマナー。
何が当たり前なのか芸術って難しいです。
私自身もピアノ歴もありますし、子供も習って7年経ちますが、未だに迷うことがあります。
コンクールや音高・音大に特化している先生に習われていたりする場合は、決まり事がありわかるかと思いますが、先生も人それぞれでわかりにくいものです。
そんなマナー問題。コンクール・レッスン・発表会についてです。
厳しい先生ならもっときちんとあるかと思いますが、
そうではなくて、普通のゆるい趣味や地域の習い事の先生や大手音楽教室の先生などに対応できるマナーです。
誰にも聞けない!コンクールでの親のマナーは?舞台の上・舞台裏で待つ間・客席や受付・本番前後について
まずはコンクールです。親のことのみ書いています。こちらはピアノに特化していますが、楽器なら同じようなこともあると思いますので、参考にされてください。
【舞台上】
親が舞台で用意する場合は裏方でメインはお子さんです。これは重要ですので覚えていてくださいね。当たり前じゃない?と思われがちですが、これを頭の中において置くだけで自分が目立つことを避けます。
・洋服は華美にはならないけれど、ステージに上がるので見られても恥ずかしくないようなもの(綺麗めな格好)にしましょう。
コンクールなどのかしこまった場所にふさわしく、けれど目立たないものを選択してください。
あと、舞台では裏方としてささっと用意しますので、
・なるべく靴の音は立てません
靴の音が気になる先生もいるかと思いますので、大きくカツカツならないものがおすすめです。
・客席にお尻を向けずに用意をします
裏方とはいえ、お子さんを見ていただく審査員の方ですので、悪い印象を避けるため気をつけましょう。ただし、余裕がなくてお尻を向けてしまったとしてもそれが点数に入るわけではないので大丈夫かと思います。
・終わったら速やかに舞台裏に戻りましょう
あまり長いとお子さんが緊張が増すかもしれませんから。
【舞台裏で待つ間】
お子さんにとって1番、本番前でドキドキとしている場所だと思います。しかし裏側なので他のお子さんもおりますし、何より舞台では弾いている方もいます。
・係の方の指示に従い、話をせず、静かにしましょう。
・携帯の電源を切るかもしくはマナーモードにします。
お子さんがどうしても話したい場合は耳元でこそっとお話ししましょう(順番の確認やトイレの有無等)
とにかくお子さんに大丈夫と微笑んでいてくださいね。他のお子さんの演奏が気になったり、他のお子さんや保護者の方が気になると思いますが、気になってもいいので微笑んで余裕を持つことが大事だと思います。
【客席でのマナー】
コンクールにより取り決めがあると思います。2021年現在は無観客の場所もあると思いますので
必ずHP等に書いてある注意事項をきちんと読み、係の方の指示があればそれに従います。
客席に入る場合は、演奏者の邪魔にならないように静かに聴きましょう。小さいお子さんがいる方は、お子さんがもし泣いた場合などあった場合、ご迷惑をかけてしまう可能性もありますので、コンクールはもしかしたら客席にはいない方がいいかもしれませんね。
コンクールはどのお子さんも、とても頑張って練習されるもの。どの子も自分の子と同じように用意して緊張しています。邪魔にならないように、実力を発揮できるようにする環境を親である私たちが作っていきたいですね。
【受付】
こちらも係の方の指示に従いましょう。
基本的なことですが、時間ギリギリについて時間が足りずに、他の方を追い越したり割り込みしたり、ホールの廊下で走ったり、大声出したりなどはしないよう気をつけましょう。
バタバタしてしまうとお子さんに空気がうつり、上手く弾けるものも弾けなくなります。余裕を持ち行動することが大事になりますので、いつも遅くてもこの日だけは頑張ってください。
【本番前・後】
廊下で待ったりする場合もあるかと思います。終わっても、静かにしましょう。
まだ終わってない子はいます。ピリピリしている子もいるかもしれませんし、泣いている子などもいるかもしれません。周りの様子を良く見て行動しましょう。
もし、お腹がすいたや何か食べたいなどある場合は、終わったら買うのも自由ですが、大声で騒いだり、頑張っている子も前で食べたりなどしないように気をつけてください。
簡単に書きましたが、もしわからない場合は
・周りの方を良く見て行動する。
・係の方に従う。
・舞台上に上がっている準備の保護者を見てみる。
などご自分ができることを真似てみてくださいね。あまり緊張することないと思います!
誰にも聞けない!普段のレッスンのマナーは?親の付き添い・月謝の渡し方・お歳暮やお中元やお礼・子供のみでレッスンに行く場合
こちらはコンクール関係なく、普段のレッスンについてです。
結構、忘れがちで私もついうっかりやってしまうことなども書いてみます。
【親の付き添い】
親がついていた方がいい場合といない方がいい場合とあります。
ついていた方がいい時もいない方がいい時も先生から指示があると思います。
・親が付き添う場合
付き添う場合で靴を脱ぐ場合は、靴下を履いておきましょう。お邪魔させていただくのですから、他の方のお家にお邪魔するのと同じ感覚ですね。
後ろで聴いておく場合で、録音したい場合は先生に許可をとってください。
メモができる場合はメモを取るなどしたら、普段の家での練習の時に役立つかもしれません。
不明点があれば、ここで質問しておきましょう。
例えば、お子さんの椅子に座る姿勢など、家で練習する時に迷った点など、楽譜にはないところも聞けると安心だと思います。
・親の付き添いがない場合
送り迎えのみの場合は、もし玄関まで付き添ったり、迎えに来た場合、先生がレッスン中でも「こんにちは」などのご挨拶をしましょう。そうすることで、先生も誰が来たかわかりますし、話がある場合は声をかけてくれます。
たまに、お迎えに行くと、普段の様子を教えてもらえますので、先生との話の時間も年に数回はとって見てください。
【月謝の渡し方】
引き落としなら問題はないと思いますので、期日までに口座に入れておきましょう。手渡しの場合、
決められた日までに渡してください。
例えば休んだ場合など決められた日までに渡せなかった場合は、連絡をしてもいいと思います。
お子さんが渡す場合は「よろしくお願いします」などの挨拶もしながら渡すんだよ。という渡し方もお子さんに伝えてください。
手渡しする機会なんて早々ないので、いい勉強になりますし、礼儀作法を身につけるチャンスです。
こちらは出来ればになりますが、新札の準備などしてもいいかと思います。用意が難しい場合はなるべく綺麗なものを用意しましょう。但し、先生によって、新札は数えにくいから嫌だと言われる先生も、過去いました。(その場合、先生から話がありました)
【お歳暮やお中元やその他お礼】
お歳暮やお中元は人それぞれだと思います。他の方に確認できたら確認してもいいかと思いますが、本当に人それぞれです。昔はもしかしたら当たり前に渡すものだったかもしれませんが、今はそうではありません。
家族で話し合い、渡すと決めたのであれば先生が好きなものをお渡ししてもいいかと思います。あとは商品券などもありですね。
私自身は年1回、一年間のお礼として12月に渡しています。
コンクールや発表会のお礼ですが、
コンクールはほぼ100%の方が渡していると思います。渡さない方が私の周りではいないですね。
発表会も結構な方が渡しています。コンクールほどではないけれど、商品券、お菓子、花束などバリエーションも豊富なイメージです。
退会する場合は渡しています。最後は顔も合わせますし、基本的礼儀として、お菓子等を用意することは考えていたほうがいいでしょう。但し、まだ兄弟や姉妹がいる場合は引き続きになりますので、簡単なものにするか挨拶のみにするかなどもありだと思います。
【子供のみでレッスンに行く場合】
結構聞くことが、時間ですね。
・早すぎる(早い子だと30分前とかにつく)
・遅すぎる(毎回、先生が電話してる)をよく聞きますし、実際、何度か見ました。
早すぎる場合、先生が他の子のレッスンの時に対応して、一度、自宅に帰していました。他の子がレッスンの時間が短くなったり、ズレ込んだりして、後の子に迷惑がかかります。
遅すぎる場合は先生が心配されます。お友達が一度ピアノのレッスンを忘れて、母親には連絡がつかず先生が来ないので慌てて探されたという話を聞いたことがあります。
遅刻の場合は保護者から電話を入れましょう。子供から連絡を入れることは高校生くらいになれば大丈夫だと思います。
あと忘れがちですが、靴下と爪
靴下は台に足を置いたり、ペダルを踏んだりしますので、履いていくように伝えてください。
爪はなるべく親が確認しましょう。先生からもお子さんに話をしていると思いますがたまに爪で引っかかります。すぐ伸びますよね。爪。
あと忘れ物です。初めは一緒に用意しておきましょう。楽譜を忘れたらレッスンが受けられません。忘れがちなのが月謝。
渡しても持って帰ってきたりします。
なので本人に置き手紙をする。メールをするなどして渡してねと伝えてください。それでも忘れて期日に間に合わない場合は、保護者の方から連絡をしてください。
誰にも聞けない!発表会での親のマナーは?時間・リハーサル・着替え・演奏を聴いている時・軽食の取り方。
発表会は大小ありますし、決まりもきちんとあると思います。発表会に関しては、約束事が配られるはずですし決まりがきちんとあると思います。教室によりそれぞれですが参考までに。
【時間】
当たり前ですが遅刻厳禁です。交通事情などもあると思いますので、早めに到着するようにしましょう。会場が空いてなかった場合は車で待つか近くで待つかもありますが、今は近くで待つことは出来かねると思いますので、早めだとしても会場が開く時間を調べて行って下さいね。
【リハーサル】
先生が本番同様にリハーサルをされる時は、見ている側も本番同様です。先生に従ってください。
他に、本番当日にピアノを触れるなど、鍵盤や楽器が用意されている場合はプログラム順など関係なく、順番に並び弾きましょう。
但し一人1回ずつか長い曲だと、不安なところを弾くだけにしてください。みんなが一度は弾けるように先生が用意してくださっている場所ですので譲り合ってくださいね。
【着替え】
更衣室がある場合は更衣室で着替えましょう。更衣室が多かった場合は、待合の場所で着替える場合もあるかと思いますが、
大人の男性や若い女性などもいますのでなるべく避けてください。
お子さんを持っている方々は、なんとなく見ないなどできるかもしれませんが、お子さんに接したことがない方々は、どうしたらいいかわからないものだと思います。
髪型なども色々とセットしたりあると思いますが、公共の場所だったり皆様が使う場所でもあるので、譲り合いを大切にしてください。
先生も会場を借りるのに、申し込み、準備、打ち合わせなどかなり努力をしてくれています。なので、こちらもその先生の頑張りを崩さないようにしてくださいね。
【演奏を聴いている時】
どの方も皆、練習をして出ています。どの方の時も暖かい拍手をしましょう。静かに聴きましょう。
もし途中止まったり泣いたりしても見守ってあげてください。
会場内では当たり前ですが、飲食厳禁です。
お子さんがぐずったりした場合は、演奏と演奏の間(入れ替わりの時など)に出ていくようにしましょう。
どうしても泣き叫んで、邪魔になる場合は音を立てないように、ドアを開けてくださいね。
ビデオなどを撮りたい場合は、先生からの指示もあると思いますので、それに従ってください。
指示がない場合は、他の方の邪魔にならない高さ、初めや終わりの「ピッ」などいう音(消せるなら消してください)など邪魔にならないようにしてください。
【軽食】
発表会によっては、お昼を挟む場合もあると思います。決められた場所で飲食しましょう。
ドレスなどを着ていますし、本番前なのでなるべく匂いがキツくないものやこぼしても汚れにくいものがいいと思います。
みなさん同じ時間で食べると思いますので、譲り合って他の方のご迷惑にならないようにしましょう。仲良しグループで食べたりもいいと思いますし、楽しいですが、他の方も隣で食べたりしますので、そこだけで盛り上がり大きな声にならないようにしてくださいね。
大事なのは
他の方々や様々な方に思いやりを持ち、先生に学んでいることや審査していただくことを思い行動すること。
そうしたらあまり難しくないかもしれません。
楽器は簡単に習えるのに、取り決めが多いものでもあります。
けれど小さい頃に体験すると、大きくなってコンサートなどを見に行ったり、ちょっと綺麗にしていく場所に行っても、あまり動じなくなるものです。
お子さんの成長のために、そして私たち親も楽しめるために、お互いにマナーを磨いていきたいですね。
コメント