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ピアノを人前で弾けない!緊張してしまう理由とその対策はある?

悩み・マナー

ピアノを人前で弾く機会ってたくさんありますね。

誰かがいると緊張して弾けなかったり、普段は緊張しないのに本番で緊張してしまい、手が震えて弾けなかったり、失敗してしまったりありますよね。

なぜそのようになってしまうのか、そして、なぜならない子もいるのか、その点を考えていきたいと思います。

発表会やコンクールでお役に立てますように!



ピアノを人前で弾けない!緊張してしまう理由は?元オルガニストの攻略法

私自身、オルガニストとして働いていた時期があります。

なので、人前でオルガンを弾く機会はかなりありました。結婚式場のオルガニストだったので、何百式と経験があります。

私自身は、あまり緊張するタイプではないです。どちらかといえば、本番に強い方です。ですが、全く緊張しないわけではなく、ある程度の程よい緊張感を持って臨んでいました。私がなぜ緊張とうまく付き合っていたのか、自分なりの考えをまずは書いてみます。

1、自分が簡単に弾きこなせる曲はあまり緊張しない。

例えば、指使いが難しい時や速さでテンポが気になるなど、色々と考えなければいけない曲ほど緊張します。反対に、早い曲だけど自分の実力より簡単に思える曲は不安になることがありませんので、難しい曲より緊張が薄れます。

発表会やコンクールだと、簡単に弾きこなせる曲というのは弾かないと思いますし、成長が感じられないので緊張してでも難しい曲を弾く事が成長になるかと思いますが、いつもより上のレベルの曲を弾くため、緊張につながります。

2、難しい曲でも練習がかなりできていると緊張しない

難しい曲でも、きちんとした練習をして自信をつけることで緊張をあまりしないと思います。反対に練習不足だったり、ごまかしていたりする場合は緊張するし弾けないことも多いです。

試験などで『まぁこれくらい弾けているからいいや』という場所があると、本番前に心配になります。またそこがきちんと弾きこなせても、安心感からか別の場所が間違ったりする場合もありました。

あと小さなことですが、発表会なので、部分練習などせずともなんとなく弾きこなせていた場所でミスすることがあります。そして、そこがミスした場合、その後、緊張してきて不安になりボロボロになることもありました。

仕事でオルガニストをしている場合は、ミスはダメですし、大きなミスは致命的です。ミスしても誤魔化すという能力が必要になります。

ただし、誤魔化す能力は知らない曲や目立たない場所では使えますが、ほとんどの方が知っている曲だったり、目立つ部分で弾く曲だと使えません。なので『練習をする』また、本番をこなすことでミスが減っていました。

3、その場を楽しむ

これが出来たら最強だと思います。緊張も含めて楽しむことですね。そして、この場合、緊張感がなければ楽しめません。なぜなら、緊張することで場が引き締まるような感覚ができるからです。

けれど、緊張に負けてしまうと不安のみ大きくなってしまい、飲み込まれます。なので、それを振り払うことが必要だと思います。

そして、その場を楽しもうとすることで、間違ったらどうしようという不安が消えていくこともあります。

結婚式場のオルガニストとは言え、お客様にとっては一生に一度のことで思い出深いものです。なので当たり前ですが、緊張して間違っちゃった!など許されません。

なので、その一生のお式を作り上げる覚悟を持って挑んでいました。なので『出来なかったらどうしよう。間違ったらどうしよう。』とは思ったことはなかったです。責任感に支えられた感じですね。

ただし、発表会やコンクールなどで弾く場合は責任感などありませんよね。だからこそ、緊張を一緒に楽しめたらいいですね。



ピアノを人前で弾けない!緊張してしまう理由、心理編

今度は、なぜ緊張してしまうのか、心理学の方から考えてみましょう。

まず考えていただきたいのですが、緊張は悪いものでしょうか?

メンタルが弱いから緊張する、と考えている人が多いと思いますが、緊張はごく自然な反応です。

メンタルが弱いから緊張するわけではなくて、もともと人間がサルのような生き物だったとき、命を守るための反応として備わっていたのが緊張反応と言われています。

とスタディサプリのサイトで書かれていました。これを見ると緊張するのは自然なことで、メンタルが弱いなどの問題でもなく、命を守るための反応ですね。

この言葉に置き換えてみると、
緊張するのは、自分の命が危険にさらされる場所(舞台に上がること)行くので、自分の命が取られそう(自分がどうにかなってしまいそう)が怖くて緊張してしまうわけです。

となるので、舞台に立つ不安から緊張してしまうのですね。

さて、ここで少し考えてみましょう。

舞台は命をとる場所ですか?
そうではないですね。ただ、日頃の結果を出す場所です。日頃、きちんと練習した成果を出せるか等の不安が緊張を大きくしてしまいます。

舞台に上がることは命を取られますか?
いいえ取られませんね。でも注目を浴びてしまいます。失敗したら、みっともないことをしたら、、、命を取られるほど恥ずかしい。
という不安から緊張が出ている可能性があります。

というふうに、なぜ緊張してしまうのか?を前もって分析してみるといいと思います。

舞台上に立つのにある不安の1番は、私は練習をもっとしておけば、、でした。けれど、どんなに練習してもその不安は取れませんでした。

と気づいたら、あとは覚悟だ!楽しもう。となりました。

これは発表会だけではなく、普段、緊張する時も考えることができます。

緊張や不安は冷静さを少し消してしまいます。大事なのは落ち着くこと。と分かっていてもなかなか出来ないものです。

そういう時に、自分なりの答え(人と合っていなくてもいい)ものをもつと楽になれます。

さてあなたの不安はなんでしょうか?



ピアノを人前で弾けない!さて、本番の当日の対策はある?

さて、色々と方法を書きましたが、それでも緊張してしまうことはありますね。そのために本番当日できることを書いてみます!

冷やさないこと。カーディガンなどの上着とカイロなどを持っておく。
持っている方も多いと思いますが、こちら夏でも必須です。なぜなら意外にエアコンで室内が冷え切っています。なので、カイロや上着は必ず持っておきましょう。冷えると指が動かなくなり、緊張が増します。

・体を動かすこと。手の運動や体をひねったり回したりと動く!体も温まるし、考え込まないし、一石二鳥!
簡単なことしかできませんが、体を動かしましょう。腕を回す。手をブラブラさせる、腰を捻るなど、本当に簡単なことで大丈夫です。やっている間は考え事もしませんし、体も温まるし、リラックスできると思います。

頭の中で音楽を流すか、音楽を聴き、それに合わせて指を動かすのもいいと思います。
自分の弾く曲を思い浮かべたり、聴いたりすることなど普段と同じようなことをしましょう。本番が近くなると自分の曲を聴いたり、頭で思い浮かべたりしますよね?それを本番前もしましょう。自分の世界に入り込むとちょっと余裕が出る気がします。

・他の人の演奏を聴かない。不安になる確率が上がります。違う曲でも比べますからね。誰もがうまく聴こえるモノです。
おすすめしていいか分かりませんが、自分の順番が近づいたり、気になる方の曲は聴かないという手もあります。緊張が増したり、私も頑張らなきゃと思ったりしますから。なので、直前なら他のことを考える。自分の曲を思い描く。まだ直前でなければ、聞こえない場所に移動する。案外これ大事です。マナーとしてはあまりいいことではないかもしれませんが、こっそりするとあまりバレません。

リラックスできる何かを決めておく
私の場合は、発表会などの本番の時は甘いものを食べます。(仕事の場合はこれはしません。出来ないので。)一瞬でも緊張からほぐれるものを見つけておきましょう。甘いものはいいですが会場内で出来ないので、コソコソと廊下などで食べていました。

そして舞台上では??

お辞儀などして椅子の調節をして座ったら、ちょっと一息ついて客席を見る。
見てみるとわかると思うのですが、舞台上から客席って顔が見えません。なので、案外見ることで不安がとじる場合もあります。あと、一息つき、集中力を高めることで集中して自分の曲が弾けます。
ピアノを弾く方が、ハンカチで鍵盤を拭き、座り目をつぶったり、一息ついたりとする場面をみませんか?あれは結構大事な儀式だったりします。

指が震えたら、あ。震えてる。と思う。
何もできません。震えてても大丈夫いける!いや行ってみせる!くらいの強い気持ちで挑みましょう!私は弾き出して震えるタイプなので、もうどうしようもできないです。

・失敗しても気にしない。本番出してしまった音を消すことはできません。『あらあら』的に思いましょう。仕方ないです。人間ですから。
一度、発表会で一小節忘れてしまったことがあります。その時、即興してしまいました。先生からは度胸を褒められました。とにかく、間違っても、間違ったと見せなければどうにかなる場合もあります。コンクールだとバレてしまう可能性はありますが、止まってしまうよりいいと個人的に思います。

ネガティブな考えが出てきたら『考えない!』と打ち消すか、『大丈夫』などポジティブな言葉を使い打ち消すか受け入れるかをする。これは個人個人だと思います。もう、本番直前になったり、弾き始めたら、逃げ出すことも出来ないので、ネガティブを打ち消すか受け入れるしかないですね。私は打ち消す人です。

緊張しても大丈夫です。みんな緊張します。案外、緊張がいい曲を作り上げることもあります。

緊張が出てきたら『やった!うまくいくんだ!』と思うのもありですね。そうやってピアノのコンクールや発表会で緊張した経験は別の場所で生かされます。

ピアノが失敗して誰に何を言われても死ぬわけではないです。反対にピアノなんてやめてしまえばいい的に(究極すぎますが)、ゆったりと臨んでみてくださいね。緊張も楽しめますように。


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