PR

子供がピアノの練習やレッスン(お稽古)で泣く!どうしたらいい?

悩み・マナー

「今日も泣いた。うちの子は才能がないかもしれない」
「いつも泣いては怒ってばかり。もう辛い」
「ここまでしてピアノをさせる理由がわからない」

など、練習中に子供が泣くと思ってしまうものです。とくにピアノって、週1回習って弾けるものではなくて、練習しなければ「弾けない」もの。

でも、練習したくないと泣いたり、練習しても出来ないとないたり、困ってしまいますね。もし、「練習しても出来ない」と泣く場合、どうしたら良いでしょうか?

子供がピアノの練習で泣く!どうして泣くの?泣くまでやらせるのであれば、辞めさせたほうがいい?

悩むところですよね。うちの子たち二人もよく泣きます。

小3の下の子に関しては、ちょっとでも上手く行かないと、もう涙目。中1になった娘もそうです。ちょっとでも弾けないと涙目。彼女は、昨年のピアノの発表会でも上手く弾けなくても人前で泣きました。

子供が泣くと、オロオロ、もしくはイライラしますよね。けれど、本当に弾きたくないのでしょうか?もしかして、弾けないことが悔しいから泣いているのではないですか?

私は、弾けないことも、弾けずに悔しいことも両方悔しくて泣いていました。あとは、〇〇ちゃんは弾けるのに私は弾けないもありましたね。

様々な感情があり泣くのですが、それを見抜くのは難しい時もあります。

それが親としては悩みどころです。特に小さい時はそう。ここまでして頑張らせなくても、いいのではないか。これは親は皆、思うことだと思います。現在、ピアニストで活躍されている方でも「母は怖かった」という方も結構いらっしゃいますしね。

私自身も小さい頃泣きながら練習していましたが、大人になり、父が「あんなに頑張らせなくてもいいのに。と思っていた。」とボソリとつぶやいたほどです。

ただ、大人になった今はとにかく感謝しています。決して安くはないお月謝を出してくれた父、音楽のことをあまり知らないのに、送り迎えから楽譜の写譜(私は作曲していたので、それを発表会前に母がキレイに書き直してくれていました。)までしてくれた母。

泣いて怒られたり、他の子と比べられたり、自分でも比べたりと嫌なこともありました。

泣いても出来なくて、練習してもできなくて、悔しいのに先生には怒られて、レッスンで泣いて、また怒られて。。。などの繰り返しも多々していましたね。

けれど、この経験はピアノ以外で役立ちました。

部活でどんなに怒られても出来なくてもめげなかったり、就職しても、どんなに辛いことがあっても逃げることがなかったですね。そして、何よりの一番は、どんなに泣いてもどんなにその時に弾けなくてもピアノってクリアするんです。

必ず弾けるようになるんですよね。もし、その時出来なかったとしても、他の曲などを弾いていくうちに弾けるようになる。

これが自己肯定感を作ってくれます。

私は自己肯定感が高い方ではないかと思いますが、辛いことがあっても「乗り越えられる」と無意識に思っています。

見守る親は辛いと思います。そして、泣いてもやらせるということはたくさんのエネルギーも使います。けれど、今のこの経験は役に立つ日がくると思います。

そして、どうしても嫌で嫌で仕方がないから、お子さん本人がやめるといって、ピアノに行かなくなってしまったときなどは、ピアノ以外の選択肢もありです。

あと、練習したくないと泣く場合も、同じです。弾けないから練習したくないのか、興味がもうないのか、お子さんが上手く説明出来るかはわからないのですが、「やめる?」と聞いてみるのもありかもしれません。

ピアノが弾けることがその子にとって良いことなのかはわからないものですから。

目の前のお子さんが、
何が得意で、何が好きで、何をしたいのか。
ピアノは好きだけど、ただ弾けないから辞めたいと言っているのか。

その気持ちを汲み取ってみて下さい。そして、もし、ピアノを弾くと決めたのであれば、泣いても親が心を強く持って下さい。

子供は泣けばママは許してくれるかもなど思うものです。でも、泣いても「あなたが決めたのでしょ?」くらいの気持ちがあれば、悩むことも減りますよ。



子供もピアノの練習で泣くのは嫌。でも、悔しくてないたり、どうしても出来なくて泣いたりしちゃう。これは誰もが通る道。

さて、ピアノの練習を自分からやるー!と言ってされるお子さんはどれくらいいるのでしょうか?

気になるところですよね。ついつい他の方にも聞いてしまうところ。でも心は結構、疑心暗鬼になり「練習してないといってるけど、本当はたくさんしてるかも」と、思ってしまうものです。

色々な子をみて、色々な話を聞きますが、ほぼ、自分からする子って少ないのでは?と思います。通ってるお教室にもよるかもしれませんが。。。

習い始めのころは、自分からピアノのイスに座り、自分からピアノを弾いたりするのですが、だんだん慣れてくると、練習しなくても大丈夫。弾けるから!みたいな気持ちになるようです。

うちは娘が始めた動機が「ママがひけるなら、あたちも出来る」という、すごく上から目線の動機でした。

だから、「練習しなければ弾けない。」なんて彼女のプライドにはなかったのでしょう。弾けなくて本当に泣いてましたね。泣きすぎてお稽古が出来ず、先生に苦言を言われたりもありました。

でも、それでもなんとかなり、現在中1。ソナタアルバムを弾いています。練習では今も弾けないときは涙ぐみますが!(中1でもこんな感じなので、泣くのは仕方がないですよ!)

小4くらいまではとにかく泣いていたと思います。それが、彼女はコンクールで落ちてからは、泣くことが減りました。親からしたら辛い経験でも、子供にとっては成長の材料になります。

今泣いていても、好きなら弾き続けてみてください。誰もが通る道ですから。

と、知った今、小3の下の子が泣いても気になりません。下の子は男の子。ピアノより好きなことがありますし、熱中することもあります。ピアノは自分から習うといってるので、させてる感じです。

「弾けないなら辞めてもいいし。」くらいの軽い気持ちでいれば、「あー、また泣いたか。」と思い心が軽くなります。



子供がピアノの練習で泣いた時、どうしたらいい?あと、どんな方法なら乗り越えられる?

まず泣いた場合、とりあえず様子を見ましょう。

泣きながら弾くのか、弾くのをやめるのか、泣きながら怒るのか。どのような感じなのでしょうか?

泣いてる場合は、話も出来ません。とりあえず、落ち着くまで待つ余裕があるなら、待ってみませんか?ただ、私は短気で待てないときの方が多いので、「泣いたらピアノが濡れるから一度弾くことをやめてもらえない?」と言ってしまいますが。。。

話が出来るようになったら、なぜ泣いたのかを聞いてみます。これは、言葉に出来る子も入れば、悔しくて話さない子もいます。うちは二人とも言葉にしないタイプです。なので、とりあえず初めから弾いてもらいます。どこがどうなのか状況判断をしましょう。

もしピアノがわからない場合は、「ママはわからないから、どこがどう出来ないか教えてくれる?」と聞いてみて下さい。うちは夫がそのような感じで聞いています。

聞いた感じの判断ですが、
全く弾けてないのか、それとも音はわかっているけれど、間違ってしまうのか。片手は弾けるけど両手になると弾けないのか。♭や♯をつけ忘れてそれに気づくのか。などなどたくさんあります。

まず、音はわかってるけれど弾けない。♭や♯をつけ忘れて気づくのに弾けない場合は、わかっていることがすごいので、それを褒めて下さい。間違いに気づかなければ泣きません。それをわかってるってすごいことです。

両手になったら弾けない。ことはよくあります。片手では弾けるからこそ悔しくて泣くんですよね。

全く分からない。ときもあります。新しい曲がそうですね。リズムが分からない。もしくは音が分からない。これもせっかく新しい曲なのに!と泣きます。そして最後まで曲が出来ない。という泣きもあります。

という具合に色々な観点から泣きます。

あとは、悲しい曲だから泣くとかもありますね。この場合は感受性が強いお子さんなのですごく豊かな曲を作れるのでしょうね。これはもう泣いていいです。たくさん泣いてその曲を味わって下さい。そうしたらママもびっくりするような曲が出来上がるかもしれませんね。


子供がピアノの練習で泣く!その場合の親がやれるべき対処法をご紹介!

では次にやることです。

まずは計算します。次のレッスンの日まで何日あるか!が大事になってきます。
1週間なのか、3日くらいなのか、それとも明日?など、あると思いますので、まず次のレッスンの日を調べましょう。

そして、弾けずに泣く曲を分割します。
・1段、とかの段で分けるか、
・2小節などで分けるか、
・ABA方式で分けるか(だいたいですが、曲全体が16小節としたら、始めの8小節がA。次の4小節がB。最後の4小節がAになります。2段目と4段目は同じような形になっているはずです。)
など、分解してみて下さい。

一番いいのは、レッスンの翌日に泣いた場合、この場合は6日の余裕があるので、その仲の4日くらいで全曲弾き終わるようにします。残り2日はその曲をお子さんが弾くだけです。

もし、翌日がレッスン日で全く弾けてない場合は、やれるところまで頑張りましょう。

3日や4日の場合は、お子さんの様子も有りますが、最後の1日はお子さんが両手で一人で弾けたら良いですね!無理なら仕方がないです。大丈夫です。

できるだけ、お母様もお子さんも負担にならないように、短くしてくださいね。

次にやり方です。

  1. 音が読めてない場合は音を一緒に読みましょう。お母様が読めない場合はお子さんに読んでもらうのもありです。落ち着いたら音は読めると思います。その後は歌ってみて下さい。
  2. リズムが出来ない場合は、1,2,3,4で数えるか、1と2と3と4となどの「と」を入れるか、いーち、にーい、さーん、よーん、などを伸ばして口でかぞえながら、手を叩いてみましょう。
    お母様がリズムがわからない場合は、口で数えてあげて下さい。口で数えながら叩くって、難しいときもありますので、お手伝いするだけで落ち着く場合もあると思います。
  3. 1も2もできてる場合、もしくは出来たら、弾いてみましょう。この際、まず片手。そしてとにかく「ゆっくり」が基本です。
    あとはリズムを数えて下さい。これは、大人になってからもそうです。
    歌いながら弾くということもしてみてくださいね。歌いながらだとなぜか弾けるんです。不思議なもので。
  4. 次は両手。同じく「ゆっくり」です。弾けるまでは早くしません。早くしたくなるのですが、早く弾いたら出来ずにまた落ち込みますので、、お子さんがちょっと早く弾いたらゆっくりね。と伝えて下さい。そしてだんだんとテンポを上げて、「おっ、出来た!」を感じさせてあげましょう。

と、まずはこの形でしてみてください。そして、2小節できた。もっと短くて1小節できた。それも辛い場合は二つの音が弾けた。くらいでも良いので、とにかく、「あれ?出来るかも?」と思わせて下さい。

やる気がなくても、できれば1小節の半分はできたらいいな〜と思います。とにかく、「あれ?出来るかも」がコツです。

お子さんが「私って出来るんだ!」と思えるようになれば良いですね。その曲が出来ても次の曲で泣くかも知れませんが、1曲できたら「あれ?あの曲出来たから、出来るんじゃない?だってこの曲の方が簡単だし」などのハッタリを使うことも出来ます。(見た目難しくても、簡単だったじゃない!と言うこともあります。)

 

幼稚園で働いている時から思っていたことですが、子供って私達、大人が思うより辛いことを乗り越える力が備わっています。

幼稚園で働いていた20代の頃は「大丈夫。この子ならこれ行ける」と見守ることも出来たのですが、自分の子になるとダメですね。
「大丈夫?私がこの子にしていることは間違っていないか?」など思ってしまうものです。

でも、子どもたちは目の前の辛いことにチャレンジして乗り越えることで、より成長します。そして、大人になった時にそれは役立つでしょう。

見守る辛さも心が折れそうなこともよく分かります。私もそうでした。小さければ小さいほど思っていました。

けれど、何か一つを乗り越える力がつけば、ピアノを辞めてもそれは応用が出来ます。だから一緒に頑張りましょう。うちの子たちもいつか泣かずに弾けるようになると信じています。



 

コメント

タイトルとURLをコピーしました