コンクールといえば、子供や音大に行っている方やプロが受けるもののイメージがあります。
受けてもいいものやアマチュアのものなどもあります。
けれどなんとなく敷居が高くて、「私なんか無理かも。。。」と思ってしまうものです。
そんな「固い、緊張する、戦い」のイメージのコンクールも今は様々なコンクールがあるようです。
緊張感は他のコンクールと同じだと思いますが、楽しみもあるコンクール。その一つが「エリーゼ音楽祭」です。
大人でコンクールを受けるメリットはなに?
独学でピアノを弾いている。もしくはピアノを習っている。初めは1曲弾けたら幸せ。くらいだったのに、
「もっと弾きたくなった。」
「もっと聞いて欲しくなった。」
「誰かに評価してほしい。アドバイスがほしい」
などと思ってしまうこともありますね。
そういう時に活用してみるのもいいのでは?と思うのがアマチュアのためのコンクールです。
課題曲がありますので、初心者だとすぐは出られないかもしれませんが、目標を持つと人は頑張ることができます。
しかし、今はコンクールに出なくても、YouTubeや様々なSNSなどで投稿することも可能です。
色々な方に聴いてもらえ、そしてコメントをもらえることは嬉しいものです。
けれど、もしかしたら、批判的なことを言われるかもしれないし、なかなか聴いてもらえないものです。
ピアノ弾く方多いですので、検索に引っかかることも稀でしょう。
あとは、「すごい。上手ー!」と毎回同じ人から言われるから自分の実力がどれくらいか分からないというリスクはあります。無料の媒体ですから、人それぞれです。
そうではなくて、お金はかかりますが、コンクールという場は誰かに聴いてもらえ、適切な助言を受けることができます。
緊張もたまにはいいものかもしれませんし、今は動画コンクールもあるので、家で弾いて出すことも可能です。(エリーゼ音楽祭は動画はありません)
でもなんとなく敷居が高いコンクール。
色々ある中で、これはいいなと目をつけたのが「エリーゼ音楽祭」です。
大人のアマチュアの方向けのコンクールのエリーゼ音楽祭とは?
正式名称は「ピアノコンクール エリーゼ音楽祭」です。
これに、【大人のための】というのがピアノコンクールの前についている通り
15歳以上(中学生を除く)の「初心者から音楽愛好家、アマチュアの方々のレベルアップに繋がる」ためのコンクールです。
となっていますが、部門があり、ピアノ講師も音楽学生も出られます。
演奏家だけが出れないコンクールです。
年齢で分かれているのではなくて、初級から上級までと、今現在の実力で分かれています。
アマチュアで頑張っている方は出やすいコンクールですし、ここで賞を取って、またランク上のコンクールにチャレンジしてみるということにはつなげられるというメリットがあるコンクールですね。
私が選ぶ、ピアノコンクールのエリーゼ音楽祭の良いところです。
1、良いピアノが弾ける。
予選の段階でホールを見てみると、「スタインウェイ」だったり「ザウター」だったり、カワイのフルコンと言われる良いピアノだったり、ヤマハのC7の大きいピアノだったりと良いピアノを予選会場から選んでくれています。
そして、会場自体も響きの良いホールを揃えてくださっています。そこで弾けるだけでメリットは高いですね。
2、友達ができる
ピアノ教室はグループレッスンではなければ個人です。
なのであまり大人の趣味の方と出会うことはありません。
また、ピアノ講師の方々も出ることが可能ですが、ピアノ講師として他の先生と情報交換する場所もあまりありません。
そんな中で、全国大会に出場すると、レセプションという集まりに参加できますので、そこで顔見知りになり、来年また会おうね!などの話になり、毎年参加されるようです。ピアノって孤独になってしまいがちだからこそ、こうやって、仲間を作れるコンクールっていいですね!
3、レベルを上げていくことができる。
コースがたくさんあります。
エリーゼ音楽祭と言われるからこそ、まずは「エリーゼのために」を弾くコースから。それも30小節の部門から全曲の部門まであります。
そして、初心者コースから上級者コース、プロを目指している方が出るマスターコースがあります。例えば、
一番初めに初心者コースから出始めて、最終的にはマスターコースまで出てスペシャルコンサートでピアノを弾けるという目標を立てることも出来ます。目標を上げることができることはいいことですね!
4、ジャンルが豊富
クラシックピアノの他にジャズピアノ、ポピュラーピアノ、連弾、アンサンブルまであります。いずれのコースも皆、初心者コースから出れますので、自分で好きなコースを選ぶことも可能ですね。
5、課題曲がない
演奏時間は決まっていますが、エリーゼ部門以外は課題曲がありません。
演奏時間のみが決まっています。なので、自分の得意な時代を選んだり、弾きやすい曲を選ぶことができます。
自分で曲を選ぶのが難しいという方は、検索したら色々な方のブログで知ることも可能ですし、先生と選ぶことも可能です。
その他、譜面を見ながらの演奏も可能(本選は若干減点あり)、時間を超えたら教えてくれる。1かっこの繰り返しをするかも決められる。
もし、その部分の繰り返しが難しいならば、一度弾けば良いことはありがたいですね。など、演奏者に優しいコンクールになっています。
デメリットとしては、趣味やアマチュアで出るには、少し高い金額がコンクールだと思います。ただ、それを上回るメリットが多いこともこのコンクールのいいところだと思います。
個人的に審査員に「角野美智子さん」かてぃんさんのお母さんが出るところが気になりました。どのように評価をしていただけるのか楽しみですね。
大人のアマチュアコンクールのエリーゼ音楽祭。評判はどう?
結構、気になっている方が多いようで、評判や質問が多いコンクールでもあります。
予選は通過しますか?なども質問が多いですね。
基本、「音を学ぶ音学ではなく、音を楽しむ音楽」というコンクールなので、テクニックより、音色や表現力の向上が目的のコンクールですね。
そうなると、審査員の方々の評価によるのですが、予選は自分らしい演奏ができ、それを周りが感じ取れば受かるような気がします。
そこが難しいと思うので、エリーゼ音楽祭を受けたい場合は、エリーゼ音楽祭を知っている先生についたほうがいいと思います。
あとは、音楽講師部門もあるので、先生ともともに頑張れるコンクールも珍しいですね。
やはり、お金が高い。というデメリットもネットには書いています。
けれど、これはどのコンクールも高いと思いますので、自分がこのコンクールで何を選ぶかによるかもしれません。
もし、コンクールで優勝して、有名になりたいや、箔をつけたいのであれば、このコンクールでは力不足だと思います。
そうではなくて、趣味としてや仲間を増やしたいや、良いピアノを触りたいなど、目的にあったコンクールであれば、高いお金を払っても満足するのではないでしょうか?
あとは、このコンクールで舞台慣れをしたいなどもあると思います。
目的を持ってコンクールを受ける時に、一つの検討材料となれば幸いです。
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