上野通明(うえの・みちあき)さん。
様々な演奏会に引っ張りだこの、若手チェリストさんです!
日本人だけど出身は日本ではない上野通明さんの高校や大学は
どちらなのでしょうか?そして、
どんな家庭に育ち、どのようにして人気チェリストになったのでしょうか?
今回は、経歴、家族から仕様楽器まで、深堀してみました!
【情報解禁】
昨年8月の角野隼斗さんに引き続き、才能溢れる若手ソリストの出演です!
2022年8月21日(日) 第12回城陽定期演奏会…日本が世界に誇るチェリスト、上野通明さんをソリストにお迎えし、ドヴォルザークのチェロ協奏曲🔥 そしてラフマニノフの交響曲第2番をおおくりいたします!#関西フィル pic.twitter.com/y9AgHnU6NE— 関西フィルハーモニー管弦楽団 (@kansaiphil) January 6, 2022
昨年は現在活躍中の角野隼斗さん。そして、2022年は上野通明さん!これから楽しみですね!
上野通明の出身の国は!?高校や大学、経歴を紹介!
現在、日本で大活躍中の上野通明さんですが、
なんと出身はパラグアイ!!!
[🔴#REPLAY] 🎶🏆 @michiakiueno is the cello champion of the 2021 @concoursgeneve taking home First Prize! Rewatch his impeccable rendition of Lutosławski’s Concerto for Cello and Orchestra, alongside the @@OSRorchestre conducted by Georg Fritzsch. 🎶🏆 https://t.co/Ct2w6jXdK6 pic.twitter.com/gypGTMU3Pl
— medici.tv (@medicitv) November 4, 2021
チェロのイメージが変わる動画!
上野通明(うえのみちあき)さん チェリスト
1995年11月21日生まれ 26歳
パラグアイ出身
桐朋女子高校音楽科。全額免除特待生
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース全額免除特待生
デュッセルドルフ音楽大学 留学
幼少期はスペイン・バルセロナで過ごされます。
上野通明さんは幼少期について…
バルセロナのことはよく覚えています。バルセロナは地中海に面しているので、夏に毎週家族で海に行ったり、自宅にあったプールで泳いだり、友達の家に泊まりに行ったり、毎日が本当に楽しかった記憶があります。
日本とは違った、素敵な環境ですね!
海やプール、友達の家でのお泊り。
ここまで詳しく覚えているということはとても楽しかったのでしょうね~!
ちなみに、日本だと小さいころから
習い事というのはたくさんあり、習い事を始める小さい子もたくさんいますが、
スペインでは違うそうで、
小さい頃はよく遊ばせることが大事だそう。
お国柄というのがあるのでしょうね~。スペインで小さい頃過ごされるのは
楽しいかもしれませんね!
そして上野通明さんは、4歳の時にチェロ界の巨匠、ヨーヨー・マのビデオに出会います。
ヨーヨーマというと、かなり有名なチェリストさん。
日本でもCDが流行ったときがありましたね。
このようなこともされているんですね!
ワクチン打ってヨーヨーマの音楽を聴ける。
これはすごすぎます!
そんな、上野通明さんは
ヨーヨーマのビデオを見てチェロがやってみたい!
となったそうです。
けれど、すぐいいよ。とはならず、何度も手紙を書いてお願いをしていたそう。
そしてやっと念願叶って5歳からチェロを始められたそう。
5歳のクリスマスの時にやっとチェロを買ってもらうことが出来ました。その時の嬉しさは今でも覚えています。
と語られるくらいの嬉しさだったそう!
そんな楽しいスペインからいつ日本に帰られたのかは
調べてみても分からなかったのですが、
高校は、桐朋女子高校音楽科 を全額特待生で進学されています。
桐朋女子高校音楽科になりますが、
女子高校という名称ですが、音楽科に関しては
男女共学になります。
不思議な感じですが、結構様々な有名な男性の方が
桐朋女子高校音楽科を卒業されています!
例えば、よくテレビに出られて、最近では司会等もされている
清塚信也さんは、桐朋女子高校で首席を取って卒業されています!
詳しくはこちらに
そして大学ですが、高嶋ちさ子さんや小澤征爾さんを排出した名門、
桐朋学園大学に、全額免除特待生として入学されています!
ちなみに、高校・大学ともに特待生ですが、
人数的に言うと、学年160~170名のうちたった2~3人という、
とんでもなく狭い門なのです。
そして桐朋音楽大は音大の中でもレベルが高いと有名。
そんなレベルが高い方がたくさん集まる桐朋音楽大学で、
そして、上位2~3名に入るレベルの高さ!
すごすぎますね~。
ちなみに、ショパンコンクールで2位を受賞された反田恭平さんも
桐朋学園大学のキャンパス特待生です。
その後、モスクワ音楽院に留学されています。
反田恭平さんに関して詳しくはこちらに
そして、上野通明さんも、桐朋学園大学から留学され、
ドイツにある、デュッセルドルフ音楽大学に留学されています。
どこまで成長し続けるのか、、、これからもますます楽しみです!
上野通明の両親、姉はどんな人?
ジュネーブ国際音楽コンクールで優勝した際の記事に、
お父様について書かれていました!
上野さんは外交官だった父の赴任先の南米パラグアイ生まれ。
お父さまは外交官だったので
日本生まれではなかったのですね!
一方、お母様については情報はありませんでした。
ただ、上野通明さんはインタビューで…
姉が二人いることを話されています!
3人姉妹の一番下の男の子なんですね~。
そして、お姉さんたちは、
ヴァイオリンとピアノを習われていたそうです!
とても音楽好きなご両親だったのでしょうね~。
それにしても
ピアノとヴァイオリンとチェロという3つの楽器を
習わせるのは、とても大変だったかと思います。
なぜかというと、
1,全て楽器が違うので、楽器を維持するのが大変そう。
ヴァイオリンは体に合わせて楽器を買い替えると聞いたことがありますが、
チェロもでしょうか?
2,練習場所の確保。
3人いるなら、たくさんの音がしてそう!
などなどこれをお母さまが調整されていたと思うと、大変そうですよね。
上野通明さんは、2人のお姉さんのその後については語っていません。
お姉さんは現在も楽器を続けているのでしょうか…?
上野通明のコンクール受賞歴とジュネーブ国際音楽コンクールとは?
これだけ大活躍している上野通明さんですが、
活躍の裏には誰もが認めるほどの
コンクール受賞歴があります。
まず、13歳の時、2009年に、
『若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール』で、
見事1位を獲得します!
こちらは、クラシック世界三大コンクールのひとつである
チャイコフスキー国際コンクールのジュニア部門
として創設されたものだそうです。
チャイコフスキー国際コンクールというと、藤田真央さん。
現在、様々な場所で活躍されていますよね~!
藤田真央さんについては詳しくはこちらに
ちなみに、この時は13歳。
国際コンクールに出場するのも初めてだったそうです!
初めての国際コンクールで1位とは…!世にいう『神童』の誕生です。
その後も数々のコンクールで成績を残します!
ルーマニア国際音楽コンクール第1位、
東京音楽コンクール第2位、
ヨハネス・ブラームス国際コンクール第1位、
ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位ジュネーブ国際音楽コンクールチェロ部門で優勝
その他、
岩谷時子音楽文化振興財団「Foundation for Youth賞」。
岩谷時子賞奨励賞。
青山音楽賞新人賞受賞。などなど
2021年のジュネーブ国際音楽コンクールチェロ部門で優勝!
これは日本人初の快挙です!
ジュネーブ国際音楽コンクールとは、スイスで開催されているコンクール。
たくさんの部門がありますが、毎年部門は変わるそうです。
1位や2位がない年もあれば、
17歳でも才能があれば1位になってしまうというコンクールで、
ピアニストでは1986年に3位入賞の仲道郁代さん。
2010年には萩原麻未さんが優勝されています!
ヴァイオリンは、
2004年に3位入賞の木嶋真優さんなど
日本人の方も出られているコンクールではありますが、
1位はこれまでピアノ部門での萩原麻未さんのみ!
チェロ部門では初めて!日本人史上初の1位なのです。
本日都倉文化庁長官より表彰いただきました!大変光栄です!今後も音楽を通して文化振興に少しでも役に立てますよう精進してゆきます! https://t.co/gipmhVSMsH
— Michiaki Ueno 上野通明 (@michiakiueno) March 2, 2022
そして、3月2日には新しく表彰されています。おめでとうございます。
これからも楽しみです!
上野通明の使用楽器は!?
プロフィールによると、
使用楽器は1758年製 Paolo Antonio Testoreとのこと。
Paolo Antonio Testore(パオロ・アントニオ・テストーレ)
こちらは製作者の名前ですね~。
ヴァイオリンやピオラなども作られていた有名な、しかし日本では知る人ぞ知る!?製作者さん。
モーツァルトの時代の方なので、モーツァルトが演奏する際に
使用していたとか?!
ちなみに、テストーレ一族で製作されていてパオロさんは次男さん。
あまり目立たない方ですが、とにかく高い人気だとか。
ここで金額を探してみましたが、チェロはない!
なので、かなり稀なものだと思います。
ちなみに、昔、このチェロが盗まれたことがドキュメンタリー映画になったこともあるそう。
というのを見ると、もしかしたらとてつもなくすごいものだと思います。
このパオロ・アントニオ・テスターレのチェロは
以前、チェリストの宮田 大さんも使われていた時があります。
ちょっとヴィオラ的な音がする楽器で、その派手さがないところがとても哀愁あふれていて良かったんです。
確かに比べてみるとちょっとアンティークのような色が素敵
チェロアンサンブル、最高のメンバーで4公演、楽しかったです!!
ご来場いただいた皆様ありがとうございました! pic.twitter.com/Z0FHmtoSeJ— Michiaki Ueno 上野通明 (@michiakiueno) December 28, 2021
上野通明さんは、右から3番目です!
けれど、扱いが難しいようで
逆に完全に陶酔しながら弾いていたりすると、自分の音を逃しちゃったり。かなり難しい楽器でしたね。
というご感想。
その難しい楽器を使いこなしていることがすごいですよね。
宮田大さんは現在は違う種類のチェロを使われています。
詳しくはこちらに
そして、こちらの楽器は『宗次コレクション』というところから貸し出されているそうです。
この事業を運営しているのは宗次徳二さん。
あの有名なCoCo壱の創業者です!
宗次徳二さんといえば、名古屋に宗次ホールも作られたくらい、
クラシックがお好きだそうで、様々な方に楽器を貸与されたり、支援されたりしています。
宗次ホール満員のお客様に来ていただいて幸せでした。
この時期に完売って
コロナ禍で特に
お客様は数ではない、
来てくださる方一人一人が
愛おしいと再確認した中でも
やはり嬉しかったです。
一緒に過ごしてくださって
ありがとうございました。
またきたいでら。 pic.twitter.com/VfOD6I3F9N— 木嶋 真優 🎻Mayu Kishima (@mayukishima) February 26, 2022
こうやって、楽器も貸与され、ホールも作られて、
本当に素敵な方です。
ちなみに楽器ってものすごく高いことはご存じでしょうか?
弦楽器などは本当にピンキリなんですね。
こういった事業で将来、たくさんの音楽家の方が活躍されることは嬉しいですね!
さて、そのパオロ・アントニオ・テストーレの楽器を聴いて
見たいと調べてみたところ、ピアノ推しには見逃せないコンサートを発見!
なんと、超絶技巧ですごい阪田知樹さんと共演されます。
これは楽しみです!
【芸協web先行発売情報】
上野通明 チェロ・リサイタル
4月3日(日)18:30開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
ジュネーヴ国際コンクール2021チェロ部門優勝の上野通明。実力派ピアニスト阪田知樹とのデュオによる凱旋公演!
12/11より芸協web先行発売開始!https://t.co/GFn6kneA52 pic.twitter.com/k0PIX3J5M9— 神奈川芸術協会 (@kanagawageikyo) December 10, 2021
このコンサートも楽しみですね!
阪田知樹さんについてはこちら
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